アルファロメオ 156 GTA　のドライブフィール

　3000ｋｍの慣らし運転ということで3000rpmまでしか回しませんでしたが250ｋｍほどドライブしました。まず感じたのは低速トルクが太いこと、２速からちょっと強めにアクセルを踏むとグルグルグルとパワー感満点のエンジン音が聞こえてきます。これはただものではないということを感じさせてくれます。もう一つは回転性能が高いということ、高速道路の入り口のループで感じたのは頭から先に曲がっていくという感じがしました。前の２ドア車も普通の乗用車に比べると安定感のある走りをしてくれましたが、ＧTA は全く違った感覚で曲がります。曲がった道路が車を引っ張っていると表現すると理解しやすいかも知れません。
乗り心地はちょっと固めですが不快感はありません。アルファは「しなやか」というイメージをもっていましたがどちらかというとドイツ車のような固さに思えました。フワフワの乗用車から乗り換えると最初はちょっとつらいかも知れません。
また、急坂をちょっと早めのスピードで下りた時に坂の下でフェンダーの下をこすってしまいました。幸い傷は目立たないのですが納車２日目で２回もこすってしまいました。思ったよりもノーズが低く、ちょっとの段差でもこすりそうです。特に歩道を横切って道路に出る場合の段差や駐車場の車止めにも注意が必要です。前から駐車する場合は車止めの手前で止まらないとフェンダーがあたってしまいます。これからは気を付けよう！

室内環境
運転席と助手席の間隔が狭く、サイドブレーキを引っ張ろうとすると助手席のシートに手の甲があたってしまいます。日本車ならばこんなことにはなりません。
また、ヒップアップぎみなので後ろの見切りがすごく悪いと思います。バックするときに後ろを見てもヘッドレストが邪魔になって斜め後ろを見ることができません。バックをするときは要注意！
本皮のバケット状のシートは雑誌では固くて痛いと書かれていましたがそのようなことはなく、サポートもしっかりしていて固さも丁度良いと思いました。シートにヒーターが内蔵されているので寒い朝はありがたい！！
困ったことにアクセルとブレーキペダルの幅が狭く、４Eの革靴で運転するとアクセルワークで靴のふくらはぎ上部がブレーキペダルにこすれてしまい、靴に傷がついてしまいました。アクセルペダルの右側にもう少しゆとりがあると良いと思います。運転用のドライビングシューズがあると便利だと思ってしまいます。

この車のスピードメーターは時速３００ｋｍまで刻まれています。

時速１２０ｋｍの時の指針は９時！！　日本の道路事情を考えるとあまり見やすいメーターとは言えません。タコメーターはレスポンスも良く、とても見やすいと思えます。

ハンドルの左右のスイッチはオーディオ用でミュート機能もついていてとても便利。