2005.3.14

Alfa 156 TI のファーストインプレッション

GTAと比べてのファーストインプレッションになってしまいます。絶対的なトルクや馬力を比較してもしかたがありませんのでそれ以外の比較ということになります。

1速に入れ、軽めのクラッチをつなぎました。走行が少ない車だったのでギアチェンジではスムースさに慣れがでていなく、少しですが抵抗を感じながらのギアチェンジになりました。エンジンはなかなかのものです。音は静かですが3000rpmより上は元気よく回ります。出足のもたつきはあるものの3000rpmからはストレス・フリーといっても過言ではありません。アクセルワークにダイレクトな反応をしてくれますので乗っていて楽しいと思えます。ギアのノブはガングリップに似たタイプで、上から手の平で包むと言うよりは横から握るタイプでした。このグリップの方がいざと言うときに手が滑ってシフトミスをしなくてすむと思いました。

剛性がしっかりしているのか、段差を通ったときに底を打つような不快感はありませんでした。足回りもスポーツタイプに固められていてカーブでフニャフニャすることなく安心して回ることができます。ハンドルはGTAの方がクイック感があり、シャープな切れ味を感じます。しかし乗りやすさではTI の方が安定感があるように思いました。タイヤはGoodyear Eagle F1 215/45/17です。走行音や不快な突き上げなどはありませんでした。本皮のシートはGTAのバッケットシートと比べるとタイトでないだけに乗り込みやすく、質感が良くて好感がもてました。フォグランプはGTAよりもかなり明るく感じましたので◎。最低地上高が高いので歩道の横断が安心なのは◎、GTAは気をつかって走っても底をガリッとやってしまいます。サイドスカートがついているのは見た目にも安定感があるので◎。

走った後で洗車をしましたがフィンタイプのTI ホイールはGTAの梅ホイールよりも楽に洗うことができましたので、洗いやすさという点で◎。

2000ccのJTSはもっとおとなしいエンジンかと思っていましたが予想に反して楽しいエンジンです。慣らし運転もそろそろ終わりそうだったのでチョットですが元気良く走ろうと思って1速、2速とアクセルをふかせて走ると80km/h(もっと回せるが街乗りではほどほどということで)程度まで加速します。「元気に走っているぞ!!」と聞こえてくるのでストレス発散にはちょうど良いように思いました。2000ccでマニュアルミッションですから元気がよいのは当たり前かも知れませんが、それにしてもエンジンの回転の上昇はシャープで気持ちが良いですね。チョット気になったのはエンジンの下降のレスポンスとブレーキのダイレクト感がもう少しほしいように思いました。この点は好みの範疇かも知れません。

官能的なサウンドを期待するならば排気系はいじりたくなりますね。

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